なにより「嵐の5人が流行った」という証でしかない

 そういや書いてなかったので遅くなって申し訳ないですが、オリコン4冠おめでとうございます。という所に関しても触れつつ嵐リリース関連雑感。1曲1曲というより全体の話。



 まさにアイドルの楽曲というか、もろに歌い手のキャラクターに歌が依存する形のように感じています。なんか雑誌とかでも、「5人の苦労と曲の切なさが〜」みたいなことを書かれていたような覚えがあるし(うろ覚えですみません)、ただそうなってくると、じゃあそういう曲しかシングルで歌わないのかい……という。前に冗談で言ったけど、今の流れからすると絶対にAttack it!はボーナストラックであってシングル曲にはなり得ないんだろうな。なんだろう、割と普遍的な感じで、日常で起こる辛いことや悲しいことにもめげないで前を向いていこうよ……的な感じの曲というか。すごい思うんだけど、おたくとかじゃなかったら絶対Everythingとマイガールの区別つかないんじゃないの……。ていうか去年が混じるけど、マイガールとBeautiful daysのテーマって似てる気がする。
だからなのか、オリコンのランキングに違和感を覚えています。どうしてもランキングを見るときって、「売れた曲=流行った曲」という視点で見てしまうのだけど、ぶっちゃけ曲が流行ったのか? いや流行ってたなら申し訳ないんだが体感としてあまりないので、どうなんだろうと思って。売れたことが流行ったことの証なのかもしれないが、そもそも流行るっていうのは「ファンじゃないけどこの曲知ってる! CD買った!」っていうのを言うんじゃないのかね。あれか、ファンが増えた〜っていうのを色々なところで目の当たりにするから、「結局ファンが頑張って買ってるんでしょ?」っていう見方があるからかね*1。どうも曲が流行ったのではなく、歌い手の嵐が流行った結果、嵐が歌う曲なら買う! っていう流れで売れただけじゃないのかね、と思ってしまうのだけれども。ファン全員がCD買わないにしても、そのファンの人数自体が増えれCD買う人間も増えるだろうし。個人的な感覚だと、Believeよりよっぽどらぶそーの方が流行った感はある。
 だからなのかなんなのか、Jストは嵐の曲を売り込む気があるんだろうか(笑)今年嵐が出したシングルとそのカップリング曲が全部で10曲あって、タイアップなしは2曲(トビラとスーパーフレッシュ)しかないのよな。つまり18曲中8曲はドラマ・映画・CMで使った曲であってシングル用に作った曲ではないということだよね。ダブルA面2枚あったし、Everythingなんて完全にau盤だったわけだし。曲自体はいい*2 *3んだけど、出し方が雑、というか。「CDを出す活動をした」というよりは、「他の仕事で作った曲があるからそれ売るよ」に見えてしまうのです。ざっくり言えば適当にCD出してる感をJストに感じるんだよなあ。いつぞや(夏頃?)のしくだいくんでのおぐさんの発言じゃないが、「出しゃ1位だもん」とレコード会社が考えてないと思いたい*4。攻めてないよなあ……守ってるよなあ……。まあCDは売りたいでしょうけど。あれ、配信とCDだったらやっぱりCDの方が収益としては上がるのかな。あとなんだかんだ、CD売り上げランキング、というのがいわば神聖化されているというか、「CD売れてなんぼ」という意識がまだあるような気もするし。着うたランキングとかの方がよっぽど流行った感あると思うんだけどねえ。
 やっぱり、曲が流行ったどうこうじゃなくファンが増えたからこその売り上げだった気がする。そりゃ売れないより売れた方がいいけど、そして今後も*5売れるんだろうけど、だからこそ攻めませんかJスト……という。守らなくても売れるのにこれ以上守ってどうする。守ってるんじゃなくて攻める気がないのかもしれないけれど、という杞憂。いや、楽曲担としてはCDが適当だとテンション下がるので(楽曲担って言い過ぎだな自分)バランスとか曲順とか大事だよ!

*1:いや私も買ってるんだけど(笑)

*2:色々言いましたが、今年の嵐のシングル収録曲で一番好きなのはEverythingだったりするんだ

*3:ちなみに次点Season、時計じかけ〜、スーパーフレッシュと続く

*4:というか、このおぐさんの発言も凄まじいというか、本人たちを目の前にして言う言葉ではないよなあ

*5:バブルははじけるの? それともはじけずにこのまま続くの?