まつもとさんについて本気出して考えてみた

 ここまで延びたら*1いっそ誕生日エントリと一緒でいいかな、とも思ったのですが、そっちはそっちで気持ち悪いエントリを上げると思うのでやはり別個で。まあ、もう2日切ってるけど(笑)しかし、誕生日直前でコンサート初日にこういうエントリ上げてすみません。中の人は空気を読めない仕様です^^
 今まで見てきたもの含め、以前拍手で薦めてもらった(ありがとうございます!)下の雑誌を読みつつ、やっぱり気持ち悪いエントリを書いてみるよ! 要は、私のただの妄想です。

+act. 15 (2008)―visual movie magazine (15) (ワニムックシリーズ 108)

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+act. mini Vol.5(プラスアクトミニ) (ワニムックシリーズ 130)

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 凄く説得力のある信頼感を持っている人だなあと。この場合の信頼っていうのは仕事に関してなんですが。律儀だとか真面目だとか言ってしまえばそれまでだけど、じゃあなぜそう言われるかって、大小の差はあるかもしれないけど、とにかくこの人が結果を返せているからなんでしょうね。コンサートにおいては特に*2
 かつ、そこに対しての考え方が、「求められているものは何か」っていうのを強く意識しているのかなあと。元々個人的に持っていたイメージとしては、「凄くベクトルが外向きで、自分を表現してもらうよりも自分が表現していく方の人」というものなのですが、それも何かしら外からのベクトルがあってからの話なんだなあと。まあそりゃ仕事としては当たり前なんだけれども、たとえば「テーマはこうでこういう風にしたい」っていうのが監督とかその場を仕切る人に言われたとして、さらに「こういう風にしてほしい」と言われたとして、そこから上乗せして「自分はどうしたらいいのか」を考える人なのかなあとか。そのまま「してほしい」の通りに返す*3事もできるけど、「この場で自分に望まれている事は何で、それのためにどうしたらいいか」を判断するというか。そうできるという事はつまり察する事ができるわけで。そしてそのための材料も察知する。それがいい事かどうかは一概には言えないけれども、ある意味で一つ上の層を考えにいっているのかもしれない。そういう事をするのに強い人なのかなと*4
そしてやるからにはきちんと返したい。なぜならそれが求められているから。雑誌を読んでいて、求められたものに対して返せないのが嫌、ぐらいに感じられたのですが。だからこそなのか、「自分のやる事を大事にする」とでもいうのかな。こう書いたら下手するとまつもとさんをナルシストのように思っているのかと言われそうな気もしますが、あくまで外からのベクトルがある事が前提だからそうではない。というか、求められているのは事実だもんなあ。どんな理由であれ露出の量がそれの何よりの証明だろうし。
 ただ、あまりにも色々なベクトルを拾いすぎてて不安にならない事もないけど。この前のじゅんすたで、「『コンサートに行きたかったけどチケット取れなかった』というメールがたくさん来た」というような話をしていて。これ、わざわざ拾わなくてもいいんじゃないかな、と思ってしまったのは私だけなんでしょうかね。ファンのリアル*5な声に対しては特に反応を返しづらいと思うんですよね、しかもけして明るいだけの内容でない*6以上。そのラジオでまつもとさんが、メールを送ってくれた人の名前を読み上げ、それについてコメントをしているものの、聞いているこちらとしては歯切れが悪い印象を受けたので、もうそれならいっそ全く触れないでもよかったのに……と思ってしまった。だってチケットは本人たちにもどうにもできない話だし。まあ勿論、台本があってのラジオなんですが、それでも何かちゃんとコメントをしようとしていたその真摯さが凄いと思う。よく体壊さないなこの人……とよく思うのですが、多分それが自然だからなんでしょうね。
 ……ここまで書いてて思ったのですが、「求められたものに全力で返そうとする」姿勢はしょーさんにも強く見られるように感じていて*7、ただ違うのは、よりしょーさんの方が「自分の性質」に行動主体があるのかな、と。ってこう書くと今度はしょーさんがナルシストみたいだけど(笑)、しょーさんが言うところの「加減がきかない」、つまり自己の理性では御せない部分がある*8、っていうのはまつもとさんには感じられなくて。どこまでやればいいのか、をコントロールできているような感じがする。しょーさんは加減がきかないのがわかってるけどそれも込みでやっていける人、なのかなあと。雑誌のインタビューを読んでて思うんだけど、まつもとさんって凄く自然にやっているのかもしれないけれど、そこに至るまでの論が組まれてあるのが凄いなあと。どっちかというと、しょーさんは自分の経験則に基づいて理論を武装していくイメージで、まつもとさんは逆に理論として(多少不完全でも)まずあって、そこに経験が入る事によって変化していくイメージ……かな? うーんよくわからない。そもそもこの2人を比較して考えて良かったのだろうか。
 本当にただの妄想でしかないな……まあこの「SOPHIZM」カテゴリ自体が妄想の溜まり場なんですけど。とりあえず、「あの人達見てこの人はこんな事考えちゃったわけね……」と生ぬるく見ていただけると幸いです。と微妙な感じで〆てみる。
とりあえず、まつもとさんってすごいな、と常々思いながら見ています。言いたい事はそれだけかもしれない(笑)

*1:本来はスマイル終了直後に書く予定だった

*2:なんで嵐コンに行きたいかって、まつもとさんの陣頭指揮によるコンサートというのがどういうものか見てみたい、というのもあります。どちらかというと曲自体ではなく演出・構成をメインに見たい

*3:無論、「それを実際にやる人自身」というフィルタを通るから、誰がやっても同じになるわけではないが

*4:なんだかんだ、やっぱり嵐って相当に受け身なグループだよね……

*5:かどうかは若干疑問が残るがラジオに関してはこれ以上は多分ない

*6:上記の内容に加えて応援のメッセージもあったようなので暗いばっかりでもなかったよう

*7:これはこの2人に限った話じゃないけども、何か仕事が来た時にその変化がわかりやすいのかなと。見た目をはじめとして色々が

*8:その加減がどうこうって結局本人がどうするかの話で、それが「きかない」という事は結局は本人が頭で制御できる範疇を越えているという事ではないのかな